ミニシアター東京
小川のほとりで

小川のほとりで

By the Stream

7.2·ドラマ·111分·大韓民国·2024

次の上映:今日 20:00 @ 早稲田松竹

あらすじ

一度きりの舞台、一晩だけの本音。 演劇祭が間近に迫るソウルの女子大学。ある恋愛スキャンダルの穴埋めをするため、講師として働くジョニムは、有名な俳優で舞台の演出も手がける叔父のシオンを臨時の演出家として招聘する。演劇祭に向け寸劇作りがスタートするが、学生たちの恋愛事件の余波や、大学教授と叔父との新たな恋の予感など、10日の間にさまざまな出来事が巻き起こる。 女子大の演劇祭をめぐり、学生たちと大人たちの恋愛模様が交錯するキャンバス群像劇 『逃げた女』、『小説家の映画』に続くキム・ミニ主演作となった『小川のほとりで』。本作での演技により、第77回ロカルノ国際映画祭で最優秀演技賞を受賞したキム・ミニは、テキスタイルアーティストであり大学で講師として働く40代の女性ジョニムを演じ、これまでにない新たな女性像を私たちに見せてくれる。大学付近の小川でのスケッチを日課にする彼女の日常は規則正しいルーティンに満ちているが、叔父の来訪と共に徐々に変化が生じ始める。いざこざに巻き込まれる学生たちを庇護者のように見守り、叔父と恩師の接近を疑いの目で見つめる彼女は、観察者という新たな立場からこのドラマを牽引する。大学を舞台に教授や学生たちがくりひろげる恋愛劇といえば、『教授とわたし、そして映画』や『ヘウォンの恋愛日記』といった監督の過去作を彷彿とさせるが、本作は、男女の恋愛沙汰や酒宴での諍いをくりかえし描いてきたかつての作品とはまったく別の景色を見せてくれる。年上の男性教師と女子学生との恋愛に代わって現れたのは、それぞれの人生を歩んできた大人たちの恋模様であり、将来への不安を抱える若者たちが紡ぐ親密な関係性。そして年を重ねた者と若者たちとの間に生まれた期間限定の交流は、ささやかだけれど大事な人生哲学を伝えてくれる。誰もが不完全なこの世界で描かれる、やさしさと驚きに満ちたホン・サンス流群像劇である。

監督
ホン・サンス
出演
キム・ミニ, クォン・ヘヒョ, チョ・ユニ, ハ・ソングク, カン・ソイ, パク・ミソ

上映館

名作を二本立てで。時を超えて愛される映画を、高田馬場のノスタルジーと共に。

今日
12:0016:0020:00
7月15日(水)
12:0016:0020:00
7月17日(金)
12:0016:0020:00