

デモンズ
Demons
“キュービック・ショック接近!”
★ 6.6·ホラー·84分·シンガポール·2018
次の上映:今日 20:35 @ 早稲田松竹
あらすじ
女優志望のヴィッキーは、尊敬する演出家のダニエルの新作舞台で大役を射止めるが、それは終わりのない搾取と抑圧の始まりだった。女優による芸術的苦悩をシンガポールという国が経験してきたトラウマと重ね神話的に描き出すことで、あらゆるコミュニティに潜む権力の暴力性を暴く。監督が個人とシンガポール国家の関係を見つめる「ヴィッキー三部作」の二作目。『蛇の皮』が一作目、第39回東京国際映画祭CROSSCUT ASIA+で上映される『未明のとき』が三作目である。 【監督のことば】トラウマは断裂を生み出す。あなたは二つに分かれる――トラウマを経験する前の自分と、その後の自分に。そこから先、もう二度と家に帰ることはできない。家は毒蛇の巣になってしまった。自分自身が自分に牙をむく。自分を嘲り、辱め、屈辱を与え、そして油断した瞬間に襲いかかってくる。トラウマによって、あなたは自分自身にとって絶対的な他者になる。もう二度と安全だと感じることはできない。そばに残るのは沈黙だけだ――後悔の沈黙、加担したことの沈黙、そして言葉の完全な敗北。だから、映画を作る。誰にでも悪魔はいる。これは、私自身の悪魔の物語だ。
- 監督
- ダニエル・フイ