

LOST LAND/ロストランド
Lost Land
次の上映:11月14日(土) 12:30 @ 早稲田松竹
あらすじ
それでもぼくらは進む。この先に未来があると信じて—— 難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラ。二人は家族との再会を願い、叔母と共に遠く離れたマレーシアへ旅立つことに。パスポートを持てない彼らは密航業者に導かれるままに漁船へと乗せられる。自然の猛威や人身売買の危機に阻まれながらも、姉弟は過酷な道のりを必死に乗り越えていく。 故郷を追われた難民の幼い姉弟が、家族との再会を願い、命懸けで国境を越えていく。 世界三大映画祭の一つである第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞をはじめ、各国の映画祭で続々と受賞を重ねる本作。“世界で最も迫害されている民族の一つ”といわれるロヒンギャ難民たちが、総勢200名出演する長編映画は世界初。主演をつとめたシャフィとソミーラの姉弟をはじめ、故郷を追われた実際の当事者である彼らの声と眼差しは、演技未経験ながらも、映画の世界に圧倒的なリアリティと強度を与えている。監督・脚本を務めるのは、移民の物語を描いた『僕の帰る場所』(17) 、『海辺の彼女たち』(20)で、大島渚賞や新藤兼人賞を受賞し、国内外で注目を集める藤元明緒。実話をもとに、息を呑むような容赦のない現実と幻想的な表現が入り混じる世界観の中、難民たちが辿る旅路を映し出す。予告編のナレーションは本作に感銘を受けた俳優の河合優実が務めた。ロヒンギャとは映画に登場するのは、東南アジアの国ミャンマー出身の大半がイスラム教徒である少数民族のロヒンギャ。国籍の剥奪や大規模な虐殺など、長い歴史の中で迫害を受け続けてきた多くのロヒンギャたちは故郷を離れ、隣国バングラデシュに避難し、難民キャンプで生活している。しかし、正式に難民として受け入れられることはなく、新たな住処を求めて国境を越える危険な密航を余儀なくされる人々が今も後を絶たない。
- 監督
- 藤元明緒
- 出演
- ムハマド・ショフィック・リア・フッディン, ソミーラ・リア・フッディン