ミニシアター東京
チュルヒャー兄弟 ミニアチュールの詩学「動物三部作」

チュルヒャー兄弟 ミニアチュールの詩学「動物三部作」

The Zürcher Brothers' Animal Trilogy

72分·ドイツ·2025

次の上映:今日 15:35 @ シアター・イメージフォーラム

あらすじ

猫が歩き、蜘蛛が巣を張り、雀が出口を探す。家族が集うベルリンのアパート。引っ越しの荷物が行き交う二つの部屋。姉妹とその家族が集う、森のほとりの古い家――。 ラモン& シルヴァン・チュルヒャーの映画では、世界はいつも、見慣れた小さな場所から始まります。静止したカメラが見つめるその内部では、人々の視線や身体、言葉と沈黙、家具や家電、食器の音や機械の唸り、扉の向こうの気配までが互いに反応し合います。誰かが歩けば、別の誰かが立ち止まる。何気ないひと言が親密さを生むこともあれば、小さな傷となって残ることもある。人と物と動物が精密な運動を始めるとき、ありふれた日常は、家庭内のバレエとも呼ぶべき独特の映画空間へと変貌します。三作品をつなぐ猫、蜘蛛、雀は、それぞれ異なる自由のかたちを映し出します。野性をあとにした猫。さまざまな場所に自らの住処を編む蜘蛛。閉ざされた煙突から空への出口を探す雀。その姿は、家族や友情、社会的な役割のなかにとどまりながら、より自由な生を求める人間たちと静かに響き合います。2025年の東京フィルメックスでは、「特集:ラモン・チュルヒャー 『動物』三部作の世界」として、『ストレンジ・リトル・キャット』『ガール・アンド・スパイダー』『煙突の中の雀』の三作品を上映。ほぼ満席となる回もあるなど高い関心を集め、三部作をまとめてスクリーンで観る機会への期待の高さを印象づけました。これまで限られた上映機会のなかで熱心な映画ファンを魅了してきたチュルヒャー兄弟。その三作品が、今回初めて「動物三部作」として本格的な全国劇場公開を迎えます。 〈上映作品〉 『ストレンジ・リトル・キャット』THE STRANGE LITTLE CAT 2013年/ドイツ/72分/カラー/1:1.66/ドイツ語

出演
イェニー・シリー, アンヨルカ・シュトレッヒェル, ミア・カサロ, ルク・プファフほか

上映館

映像文化の最前線へ。世界の多様な視点に出会う、実験的シネマ空間。

今日
15:3517:50
「煙突の中の雀」/*予告編2分, 「ストレンジ・リトル・キャット」を上映/予告編10分
11月9日(月)
15:3517:50
「ガール・アンド・スパイダー」/*予告編10分, 「煙突の中の雀」を上映/予告編2分
11月10日(火)
15:3517:50
「ストレンジ・リトル・キャット」/*予告編10分, 「ガール・アンド・スパイダー」を上映/予告編10分
11月11日(水)
15:3517:50
「煙突の中の雀」/*予告編2分, 「ストレンジ・リトル・キャット」を上映/予告編10分
11月12日(木)
15:3517:50
「ガール・アンド・スパイダー」/*予告編10分, 「煙突の中の雀」を上映/予告編2分
11月13日(金)
15:3517:50
「ストレンジ・リトル・キャット」/*予告編10分, 「ガール・アンド・スパイダー」を上映/予告編10分