

審判
4Kレストア版
“The Most Remarkable Motion Picture Ever Made!”
次の上映:10月12日(月) 11:15 @ シアター・イメージフォーラム
あらすじ
監督オーソン・ウェルズ×原作フランツ・カフカ、映画史に刻まれた“不条理の悪夢”が甦る ある朝、会社員ヨーゼフ・Kは、自室に現れた男たちから、理由も告げられぬまま逮捕を宣告される。自分が何の罪に問われているのかも分からないまま、彼は奇妙で不可解な裁判制度の世界へと足を踏み入れていく。法廷、弁護士、看護師、画家、司祭── 彼の前に現れる人々は助けになるようでいて、かえって迷宮を深めていく。 本作は、『市民ケーン』『黒い罠』などで知られるオーソン・ウェルズが、1962年に発表した長編作品。身に覚えのない罪で逮捕を告げられた男ヨーゼフ・Kが、正体の見えない裁判と法の迷宮へと巻き込まれていく姿を、悪夢のような映像世界で描き出す。ウェルズ自身が「私がこれまでに作った中で最高の作品」と語ったことでも知られ、映画史、文学、モダニズム、不条理の表現をめぐる重要作として、現在も高く評価されている。 原作は、20世紀文学を代表する作家フランツ・カフカの未完の長編小説『審判』。1925年に刊行された本作の主人公は、会社員ヨーゼフ・K。ある朝、理由も告げられないまま突然「逮捕」を告げられた彼は、無実を証明しようとするほど、正体の見えない巨大な裁判機構の迷宮へと入り込んでいく。 理不尽な制度や、出口の見えない不条理な状況を指す「カフカ的(Kafkaesque)」という言葉を象徴する、この20世紀文学を代表する悪夢を映画化したのが、オーソン・ウェルズだった。 今回の4Kレストア※は、STUDIOCANALとシネマテーク・フランセーズによって実施。オリジナル35mmネガをもとに、L’Image Retrouvéeにて4Kで映像・音声の修復が行われた。ウェルズならではの陰影に満ちたモノクロームの映像美、迷宮のような空間設計、カフカ的世界の不穏な質感が、鮮やかにスクリーンへ甦る。※シアター・イメージフォーラムでは2Kでの上映となります。 1962年/119分/フランス・イタリア・西ドイツ合作
- 出演
- アンソニー・パーキンス, オーソン・ウェルズ, ジャンヌ・モロー, ロミー・シュナイダー
上映館
映像文化の最前線へ。世界の多様な視点に出会う、実験的シネマ空間。