
コミュニティ論
Next: Today 12:30 @ 下北沢トリウッド
Overview
ほんの小さな嘘や企みが集団(コミュニティ)を変えていく、予測不能な人間観察エンターテインメント! 映画監督・映像ディレクター・プロデューサー・作家・ミュージシャン・デザイナーなど多彩なメンバーが在籍する、創立30周年を迎えた異色のクリエイターユニットP-kraftによるオリジナル企画『コミュニティ論』。 作家・関口純による書き下ろし短編3本を原作に、様々な集団の滑稽さと病理を3つの全く異なるアプローチで描いた、予測不能な人間観察エンターテインメントが誕生! 調査対象であるはずの町民たちが学者をからかうために悪ふざけを繰り返す『社会学者の調査』。モテたいがために映画通のフリをした男が予想外の困難に戸惑う『消えた日曜日』。市役所職員が思いつきででっち上げた流行語が本当に流行してしまう『神様は、どこ?』。監督は、P-kraft代表であり映像ディレクターとして活躍する板部文、映画美術デザイナーとして20年の実績を持つ安藤秀敏、近年は映像学校講師も務める映画監督・笹木惠水という個性豊かな所属メンバー3名が担当。小さな嘘や見栄によってコミュニティが思いもよらない結末へと暴走していく様を、シニカルかつコミカルに描き出している。 SNS疲れ、ハラスメント問題、同調圧力......人とのつながりや距離感がかつてなく複雑になった令和の日本。堅苦しいテーマのはずなのになぜか泣いて笑って楽しめるオムニバス『コミュニティ論』は、こんな時代だからこそ生まれた、観る人の本心にアプローチする〈社会学的娯楽映画〉だ。 『社会学者の調査』 出演:板橋廉平、菊池豪、丸井大福、小林伸行、中川稔貴、緒方壮哉、いとうたかし、森りさ 監督:板部文 脚本:福島拓哉 プロデューサー:菊地実幸 撮影:川口紘 照明:高橋拓 録音:吉岡健太、建部航甫 美術:Pickpic 助監督:徳原信元 社会学の論文執筆のためフィールドワーク対象を探していた大学院生・荒木は、移住促進事業の調査員を募集していた平凡な田舎町・上山町へと移住する。しかし勤勉すぎて世間知らずな荒木は、商店街の看板やスーパーの値札など、絶対に調査対象にならないようなものも過剰な熱量で調査してしまう。そのズレた真面目さを面白がるようになった町民たちは、調査に勤しむ荒木を盗み撮りした写真をSNSに投稿し競い合って楽しみ始める。 何でも調査してしまう荒木と、悪ふざけがヒートアップしつづける町民たち。いつしか上山町は誰も予想しなかった町へと変貌していく...。 『消えた日曜日』 出演:井澤耕平、山本輔、裕菜、荒澤智也、藤主税、千田智弘 監督・脚本・美術:安藤秀敏 プロデューサー:福島拓哉 撮影:和田圭介 照明:睦浦康公 録音:清水雄一郎 助監督:渡邊いち、徳原信元 制作:毛塚俊太、久保田辰也 無趣味で平凡な会社員アキラは、密かに好意を寄せている同僚の五十嵐が映画好きなことを知り、少しだけ映画に興味を持つようになる。そんな折にアキラは無名の映画監督・佐藤と知り合い、市民ホールの会議室で開催された佐藤の上映会に足を運ぶ。 集客もまばらで難解というよりもただひたすらに拙く退屈な佐藤の作品を、理解できるフリをして佐藤に感想を述べるアキラ。すると会場にいた他の客たちに驚かれ、映画通として尊敬される。調子に乗ったアキラはその勢いで佐藤の映画を上映する団体「S研」を立ち上げ、上映イベントに五十嵐を誘いアプローチするのだが...。 『神様は、どこ?』 出演:加治将樹、清水由紀、一ノ瀬なつみ、升毅、園部貴一、原川浩明、根本大介、柴田鷹雄 監督・脚本:笹木惠水 音楽:松倉サオリ エグゼクティブ・プロデューサー:アキオ プロデューサー:笹木惠水、渋谷陽一 撮影:森瑶平 照明:関輝久 録音:菅野弘一 美術:安藤秀敏 ヘアメイク:折田健吾 制作:今西健太 編集:渋谷陽一 製作:セグフィルム 地方の市役所に勤める水上は、市長から思い入れのある市立図書館の閉鎖を告げられる。来場者数を増やし図書館を救うため、水上はあらゆる書物が存在する図書館を「返事をくれる神様がいる神社でありパワースポット」と見立てるリブランディングを思いつく。 妻・ユキの協力で「アマくん」「テラスちゃん」という神様キャラグッズを作成、「おお!スサノオ!」など神様の名前を感嘆詞として扱う神様言葉、図書館の本に神様への願い事カードを挟むキャンぺーンなど、水上の施策は見事に当たり、若者を中心に大流行する。しかし、予想外の全国的大流行は、やがて炎上騒動と夫婦のすれ違いへと発展してしまう。
- Director
- 板部文、安藤秀敏、笹木惠水
- Cast
- 板橋廉平, 井澤耕平, 加治将樹 他